何年ぶりだろ?ハサミを新調

何年ぶりになるかわからないが、セニングシザーを新調した。
これで、セニングは多分7本目?になるけど使えてるのは、現在3本のみで他はご臨終・・・
美容師にとって大事な道具に以前記載しているが、そのころから1本入れ替えて、1本は使えなくなり本数は変わらず10本を使いまわしています。

一番下のねじの埋め込んであるのが、最近買ったので新しいだけあって一番よく切れる。(105k)

下から30%、10%、20%と毛束に対して一度切り込むとそげる量が違ってきます。

下段、中央の画像を拡大してありますが、それぞれ特徴があり、下のタイプは、棒刃にスリットがあり毛を逃がさずにしかも反対側の櫛刃の方が切れるように造られおり、毛髪への引っかかりが無くスピーディに使える。(その分指を挟んだ時は穴が連なってあきます(ーー;))

 

中央のタイプは逆に棒刃がキレるように造られ(90%以上のセニングシザーはこのタイプ)櫛刃の方は逆に刃先の溝をなくしカットラインを出さないいわゆるレザータッチのセニングになっています。

 

上段のは普通に櫛場に溝もありますが、いわゆる逆刃というタイプで、普通にカットしたときに、インレイヤーで毛束の内側を切るタイプで表面にそいだ後をあまり出さないタイプとなっています。

で、3本の使い分けというのはブッチャケ作業効率の最適化というだけで別に無くてもハサミ1本でどんなスタイルも創れます・・・・

美容師にとって大事な道具その1

今使ってるシザー(鋏)は10本、スタッフにあげたのが4本、壊したのが?1本、無くしたのが1本、貰ったのが2本、合計18本。こうして数えてみると結構な本数になってます。値段も1本15,000円から128,000円まで、値段と切れ味は比例しない。
以前アシスタントの練習用のシザーが(12,000円の)びっくりするほど良く切れ、しかも長持ちしましたよ。鋏は使うほど刃が磨り減っていき、切れなくなります。
しかし刃の形状により道刃と静刃の開閉によりお互いを研磨する作用がおき、以降の切れ味に影響します。そのあたりのバランスが優れているとかなり長持ちします。

いつも頼んでいる研ぎ屋さんによると、右から3本目のがいいらしい。自分としては、右から2番目のが、かれこれ10年以上使ってるが、切れ味、バランス(重量、指の入れる穴の位置・角度・深さ)とも最高でした。

けど、そろそろ寿命が近いので(研ぎすぎてバランスが崩れてきてる)、-今はストック気味-。最近流行の柳刃(刃が両方とも湾曲してるタイプ)はもっていない。スライドやストローク系に多用されているけど、CACFJAPANで鍛えた鋏さばきは刃の形状を選ばないね(笑)。

CACFは本部かパリにあり(多分今も)CACFJAPANが日本に最初にストロークカットを持ち込んだ(もう20年以上前に成るはず)