ノンジアミンカラー
ノンジアミンカラー

ノンジアミンカラー

ジアミンとはヘアカラー(染毛剤)に含まれるPPDA(パラフェニレンジアミン)。

このジアミンを使用することで少量の色素で濃く色を出すことができ、簡単にいろいろな色調が表現できていました。 有害と分かっていても、原材料のコスト削減のためサロンカラー剤・ホームカラー剤に使われています。 (流通している9割ほどのヘアカラー剤に使われているといわれています)

ジアミンの有害性はアレルギー性接触性皮膚炎を起こすだけでなく、酸化剤と混ぜた時にできる中間物質にも有害性が有ることが知られおり、 1991年にはフィンランドでPPDAの一般向け使用が禁止され、現在ジアミンの一部使用禁止をしている国も増えてきています。

ベイラー医科大学皮膚科教授のRajani Katta博士は、ヘアカラー使用後、即時にアレルギーが出る場合も有れば、2日、3日または7日以内にアレルギー症状が出ると彼女は述べています。 一般的にオシャレ染めと言われるカラー剤にはジアミンは含まれていませんでしたが、現在白髪染めとの薬剤の境目もあいまいになり、ヘアカラーをしている方は注意が必要です。

同じ製品をどれだけ長く問題が無く使っていてもアレルギー反応が突然出てきたりもします。

パラトルエンジアミンサルフェート(PTDS)を使用したヘアカラー剤の場合は、ジアミンでアレルギー反応が出る方の約半数の方には症状が出ないと統計されており、2-methoxymethyl-p-phenylenediamineを使用した薬剤ははアレルギーが起きないとされております。

ヘナのような草木染め誘導体は一般にアレルギーの可能性が低いとされていますが、それらのうちのいくつかは接触皮膚炎を引き起こし得る添加剤として、ジアミノトルエンおよびジアミノベンゼンが含まれています。

皮膚炎患者を対象としたPPDAパッチテストでは、北米では6.2%、ヨーロッパでは4%、アジアでは4.3%の陽性率が示されています。

オーストラリアの研究では、「毛染めの使用を中止する」という医師のアドバイスが有ったとしても、PPDAアレルギー患者の78%が代替のヘアカラーを試み、50%を超える人が継続的にヘアカラーを続けているとの事です。

ヘアカラーでアレルギー性接触性皮膚炎が起きる方はPPDAを全く含まないノンジアミンカラーがお勧めです。 アレルギー反応が出ないといってもアルカリ性の薬剤なので刺激が全く0になるわけではないですが、そこは当店の薬剤塗布テクニックやヘアカラー前後の薬剤処理でカバーいたしております

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